ZST6 サムライ中継観戦記パートⅣ【ZST】

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2006.04.30 Sunday

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【ばとる2004/07～2004/12】ZST6 サムライ中継観戦記パートⅣ【ZST】

MAIN EVENT
煽りV
【実力の差を見せつけろエース小谷直之】
18歳でのリングスプロデビュー以降、最強お菓子作り専門学校生として、
どうどうの無敗を誇っていた小谷は、
ZSTマットでメインイベンターに抜擢され、
海外の強豪らを相手に全試合一本勝ちするなど、
見事その責任を果してきた。
しかし、今年に入ってからは大きなプレッシャーによる無様な試合、
そして対戦相手のドタキャン、さらには完全に小谷ペースで進んでいたアウレリオ戦も、
偶然のバッティングのアクシデントで試合が終ってしまっている。

しかも、他団体であれば、あのドクターが傷口を開いて見せ、
当然無効試合となるはずが、なぜか負けにされてしまうなど、本人のやる気とは裏腹に
何をやってもダメダメの状態が続き、デビュー以降、始めての挫折感を味わうこととなる。

勝利に飢え、そして回りからも強く結果を求められ行われた前回のVTマッチでは、
共にZSTを支えて行く仲間と公言していたレミーガの腕を
なんと最後には非情にもへし折ろうとするなど、
ひさびさにキラーモード全開の試合を見せた小谷。
今回の戦いでも、ファンが望む好試合を一切無視し、
危ない男として非情なる戦いを見せるのか！

【名勝負製造機よ、今夜も奇跡を作り出せ　小さなヴォルク・ハン所英男】
ZSTマット参戦以降、その本来持つ格闘センスを開花させ、
現在、驚異的な成長を遂げている所。
シュートボクシングランキング1位の坪井戦から始まり、サンボ王者松本秀彦、
WKの超新星中原太陽、そして修斗王者元ジャッカルなど、
真の実力者らを相手に次々の勝利を重ね、
さらにはなんと様々な競技の王者を集め行われたGTFで、まさかの優勝を果している。

また1度目の対戦で無様な失神をさせられたレミーガを相手に、見事リベンジに成功。
さらにはは佐東を相手に憧れのリングスルールで堂々の試合運びを見せるなど、
まさに名勝負製造機と呼ばれるのに相応しい戦いっぷりを見せている。
果して所は神懸った今の勢いを落とすことなく、今回も奇跡を見せてくれるのか！

バトルジェネシスでの戦いから3年。
前回同様、小谷の超天然パワーが圧倒的な実力差を見せるのか、
それとも一見、考えていないようでやはりは何も考えていない所のスピードアンドテクニックが奇跡を起こすのか。
堂々のメインイベンターに成長した小谷、そして所による、
小さなリングスの続きから目を離すな！

○ 小谷直之 1R 1分44秒　ヒールホールド所英男 ×

この試合、明暗を分けたのは、
プロとしておもしろい試合をしようとした所くんと、
それに対し、潰しにいった小谷くんという、
両者のプロ意識の違いではないでしょうか。

小谷くんはゴン格で、田村に「プロ意識がないコ」と言われてましたが、
この破壊力を伴った、恐るべき極めの強さというのは
十分プロだとは思うんですけどね。

ただ、全く、観客が望んだ展開ではなく、
試合後、会場に流れた、こんな試合を見たかったんじゃないんだという空気、、、
小谷くんのこの空気の読めなさは是か非か。
まだ結論を出すのは早いと思いますので、
今後もZSTを見続けていきたいと思います。

【試合後のリング上での小谷マイク】
小谷「えー、まー、所さんのファンが期待するような試合展開には出来ませんでしたけど、
自分の中では一本取れたんで満足してます。
まー、自分の中では次ぎのアメリカでの大会に集中してますで、
見に来れないとは思いますけど、応援してください。
ありがとうございました。」
所くんをはなから相手にしていなかったという感じの発言。。。
天然パワー炸裂orz
高柳「恐るべき強心臓を持っています、この男。」
熊久保「ああいう言葉がさらりと素で出てくるとこが凄いですよ。
彼は素ですからねー。」

【試合後インタビュー小谷編】
小谷「そうですね、最後、所さんが下から顔面蹴って、
(所が)ちょっと悪いなって思っているうちに
足極めちゃったんで、ちょっと卑怯、卑怯っていうか、なんていうか
向こうは思ってもなかったんじゃないかと最後は。
隙を付いてしました。
丁度和田レフレーが、ちょっと間に入って、
顔面駄目だって言った時に足持ってやったんで。
それで向こうはわかってなかったと思うんですよ。

最初にもう入って、骨ちょっと鳴ってましたね。
あれでまー、今までリトアニア人とか外人とやってたんで、
あれでタップしなかったんですけど、所さんも結構我慢強いんで
我慢してたんですけど、極まっちゃいましたね。

打撃しかけたかったんですけど、逆に向こうにそれを読まれて、
うまくタックルで合わされてグランドに持ちこまれて、一瞬慌てちゃいましたね。

そうですねー、やっぱり力の、体格的な差が出てしまったという感じですね。
同じ階級だったらあそこでも逃げることも出来たと思うんですけど、
やっぱりちょっと階級の差が出ちゃいましたね。

アメリカのトーナメントはやっぱ、
日本だけじゃなく世界にも活躍していきたいんで、これからは。
だからそこでアピールするにはチャンスだと思うんで、
まー、そこで結果を出したいですね。

この試合で負けたら次ぎの試合は勝てないと思うんで、
この試合だけは絶対負けたくなかったです。」

【試合後インタビュー所編】
所「一言でいうなら悔しいですけど、
3年前にやった時より力の差はないと思ったんですけど、
一瞬の隙見せてやられちゃいました。凄い悔しいです。」

ゴン格によると、試合後、足を壊された所くんをおぶった梁が、
リング上で記念撮影をしている小谷くんを振りかえり、
「この借りは必ず返すからな！」と叫び、
それに所くんが何度もうなづいていた、という話が載っていました。
果して3度目の対決は実現するのか。
ZSTから目を離すな！

→次回大会は2004/11/3 ZST-GP2　オープニングステージ
→小谷直之出場、10.16MFC

→ZST6 サムライ中継観戦記パートⅠ【ZST】
→ZST6 サムライ中継観戦記パートⅡ【ZST】
→ZST6 サムライ中継観戦記パートⅢ【ZST】

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