掣圏真陰流の精紳【パンクラス2005/2/4後楽園ホール】

<< PRIDE王2005/2/10 ゲスト中村和裕前編 | main | 田村日記2005/2/12【田村潔司】 >>

【-】スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| このBLOGのTOPへ|

2006.04.30 Sunday

| - | permalink |-

【ばとる2005/01～2005/03】掣圏真陰流の精紳【パンクラス2005/2/4後楽園ホール】

スカイAで放送されたパンクラス2005/2/4 後楽園ホール大会を見ました。
この大会、これといって目立ったカードはなかったものの、
8試合中6試合がKO決着、判定は竹内出の1試合のみという、
試合内容で見せたパンクラスでしたが、
俺が一番、印象に残ったシーンはというと、、、

滝田J太郎の怪しげな入場シーンではなく、
第1試合に勝利した石毛大蔵が、マイクの締めで
「後、総帥お願いします」と言ったものの、松本天心に拒否されたことでもなく、
その天心、第5試合後にはちゃっかりマイクを握ったということでもなく、
矢野さんが着ていたTシャツの文字が「エセジャパボク」だったことでもなく、
矢野さんのスパッツがイナヅマンを意識していたことでもなく、

前回、女子の試合の前ではできないと、出場拒否した矢野さんが、マイクで
「本日は、パンクラス男祭りにようこそいらっしゃいました」と
語気荒めに、皮肉を言ったことでもなく、
高橋義生のマイクでの、"パンクラスism離脱"、"王座の返上"発言に対し、
会場は全くと言っていいほど、無反応だったことでもなく、
セミで行なわれた謙吾（パンクラスism）対桜木裕司（掣圏会館）の試合後のシーン。

この試合、1、2Rは謙吾が完全にペースを握ってたいたものの、
3R開始早々、桜木の放った左ハイがヒットし、
倒れた謙吾にパウンドを、という所でレフェリーがストップという、
ある意味、これぞ謙吾という終わり方となったんですが、
劇的な逆転勝利を手にした桜木は、喜びを露にする事もなく、
桜木を祝福しようと、リングに駆け上がった瓜田を制し、
セコンドとして付いていた、闘結社田中塾田中健一塾長に対し、
正座し、礼をしていました。

そして、まだ倒れている謙吾の元にいき、
また正座して、何か話し掛けて労り、
それが終わると、リング中央で、四方へ正座からの礼。
そしてコーナーに戻ると、リングに向き直って、敬礼し、
最後は一礼をしてリングを後にしました。

先月でしたか、佐山聡皇帝が生ゴンにゲストで出た際、
掣圏真陰流について、
「勝って喜ぶのは禁止」だとか、
「誰が勝った負けたじゃないんですね。
選手が如何に礼儀正しく、試合をやって、そして堂々と帰っていくかという、
規範を示すことが一番、大切なことであると思いますので」
ということを言っていましたが
それを見事に実践してみせた、佐山皇帝の理念を忠実に受け継いだ桜木。
まだ、試合内容では
"これぞ掣圏真陰流"というものは見せれてはいなかったですが、
更なる、規範を示していただきたいと思った次第。

そんな桜木の次戦は
パンクラス2005/3/6 横浜文化体育館で
郷野聡寛とキックルールのノンタイトル戦。

まだ途中になっている佐山皇帝が生ゴンゲストの中編、後編は
いずれ必ずしますので、ということで
押忍！！

ランキングチェックがてら
クリックしてやってください。押忍！！⇒人気blogランキング