2005/6/14 K-1 WORLD GP 2005 IN HIROSHIMA感想記

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2006.04.30 Sunday

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【ばとる】2005/6/14 K-1 WORLD GP 2005 IN HIROSHIMA感想記

本日、行なわれたK-1広島大会。
録画しながらのCS生放送版を途中から見てたんですが、
俺の心に響いたのは、、、

期待していたカラエフがあっさり負けたことではなく、
富平の頭がどんどんやばくなっているということでもなく、
メインを地上波で生放送するため、セミ終了後、
休憩が50分近くとられたことでもなく、
その休憩開け前に、角田が自分をアピールするマイクをしていたことでもなく、
K-1中継での藤原紀香は何故いつも語気が荒めなのかということでもなく、
俺はハセキョーが好きだということでもなく、
ボブ・サップの頑張りでしょう。

以前、ミルコに目をやられてからというもの、
極端に打撃を怖がるようになったサップ。
それ以降は痛々しいまでの戦いっぷりを見せ、
漏れ聞こえる噂からも、半ば無理やりリングにあげられている様が伺えて、
一度、長期休養させて、それでもまだリングに上がる気があるなら
復帰させたらどうかと思っていたのですが、
今回放り込まれたのは、優勝するには3度勝たねばならない過酷なトーナメント。

序盤、優性に試合を進めるも、疲れてくると急激に足が止まるサップ。
しかし、それでも勝負を捨てず、
頑張れば頑張るほどきつくなり、負ければ楽になるというのに、
最後まで戦い続け、見事優勝したサップの様には感動しましたね。

しかし、この優勝。
見逃してはならないのは、サップの力だけで勝ち取ったものではないということ。
試合中、心が折れそうになると、どこかに視線を向け、救いを求めるサップ。
その先にいたのは拳獣、サム・グレコ。

昨年末のDynamite!!のバンナ戦では、
「もう戦えないです。。。」と弱音を吐いたものの、
そんな彼を奮い立たせ、最後まで戦い抜かせたのもグレコ。
彼が心身共にサップを支え続けていたんですよね。
そんなグレコに、優勝後、サップがマイクで感謝の意を述べていたのも
美しい光景でした。

ただ、少しでも相手にダメージを与えてやろうと、
故意に反則を何度も狙っていたのはいただけませんが、
各国のトーナメントを制した猛者たちが集う、
K-1ワールドGP開幕戦に足を進めたビースト、サップの更なる躍進を願う次第。

⇒スポナビ：K-1 WORLD GP 2005 IN HIROSHIMA試合結果
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